2015年7月17日金曜日

ノイバラ台木への芽接ぎ

台風一過とはいかなかったけど
今日は暑くなりましたねぇ。

仕事が早く終わったので明るいうちに帰ってきて
風被害の片付けを行った後に
今年最初の芽接ぎをしました。

まずは増やしたい品種の枝と
ノイバラの台木を用意します。



ノイバラの台木は3月に種まきして
4号鉢で育てていたものです。
大体、8mmぐらいの太さです。


用意した台木の芽接ぎをする部分の
表皮を剥きます。
剥くといっても指で擦って剥がれる部分を
剥くだけですが、ご覧の通りツルツルになります。


接ぐ品種の芽をカッターでそぎ取ります。

専用の小刀を使う方が多いと思いますが、
いわゆるオルファ型のカッターで十分です。

乾燥しないように直ぐに水に浮かせておきます。


次に台木に芽を接ぐ切れ込みを入れます。
何度も刃を入れずに一発で決めることが
きれいな切れ込みを作るコツです。


切れ込みに用意しておいた芽を接ぎます。
この時に芽と台木の形成層を合わせることが
重要です。


ニューメデールという芽接ぎ用のテープをカットしておきます。
安い製品もありますが、使い勝手が全然違います。


このテープはとても良く伸び、芽の上を覆っても
二重ぐらいなら芽がテープを突き破ることができます。

また、自然にくっつくので縛る必要が無く、
翌年も取り外さなくともボロボロになって
いつの間にか消えていきます。


これで完成です!
このまま育てて、2月頃に接いだ芽の上で
台木をカットすれば接いだ芽が動き出します。

今回の方法は貼り芽接ぎといって、
一般には冬場にやる方法で、
夏場はT字芽接ぎと言われる方法で
行うのが一般的です。

それでもこの方法の方が簡単ですし、
ほとんど問題なく活着しますので
私はこの方法で行うことが多いです。


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5 件のコメント:

  1. 小生、2021年1月31日に芽接ぎを実施しました。なかなか芽が動きません。台木の野ばらからは芽吹いているのですが、肝心の場所からは芽吹きません。何日待てば失敗と分かるでしょうか?因みに神奈川県茅ケ崎市在住です。

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  3. 私もあまり1月の芽接ぎの経験が少ないもので、はっきりとした返答はしにくいのですが、3週間経って活着していないのであれば接いだ芽の色が明らかに悪くなると思います。
    もともとノイバラの芽吹きは早いので、焦らなくともよいと思います。品種によっても芽吹く時期は異なりますから。
    因みに昨年秋に我が家で芽接ぎをした「うらら」はすでに芽吹いていますが、1月中旬に芽接ぎをした「マダム・ビオレ」はまだ芽が動いていません。
    場所等に余裕があるのであれば、急いで判断せずに気長に経過を見たらいかがでしょうか?

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  4. 日当たりを気にせず、室内の日陰で管理していました。リビングの窓際に昨日、移動しました。ダメもとで、気長に待ちます。コメントありがとうございます!!

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  5. 昨日更新したページに芽接ぎの写真を載せましたので、宜しければ参考にしてください。

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