2015年8月28日金曜日

ホソオビアシブトクチバの擬態 マダム・アルディ

今日は暑さが少し振り返してきたけど
何日か秋の涼しさが続いていましたね。

雨も降っていたりでちょっと目を離した隙に
シュートの先が丸坊主に…

何ヶ所か被害に遭って
探し回ると幹にピッタリと張り付いて
擬態をしているシャクトリムシが
被害ヶ所ごとに1匹ずついました。

正式名称はホソオビアシブトクチバという
蛾の幼虫です。


シュートは緑でこの虫は焦げ茶色なので
よく見ればわかるのですが、
ピッタリと張り付いていると
幹の傷にしか見えなくて…

我が家にはアシナガバチがたくさん来て
イモムシ探しはしてくれているはずなのですが、
蜂でも擬態に騙されて
見落としてしまうのでしょうね

薬害を心配して、
猛暑が峠を越えるまで
農薬散布を休んでいましたが
そろそろ復活しないといけませんね。


写真は5月のマダム・アルディです。
 
この品種はダマスク系のオールドローズです。
枝が細くて2mぐらいに伸びますので
我が家ではツルバラとして使っています。

花は開くと直ぐに平べったくなります。
私の頭の中のバライメージでは有り得ない形ですが、
私の生まれる遥か前からある品種なので、
こちらがバラの本来の姿なのでしょうね。

中心にはグリーンアイがくっきりと見えます。

香りは強いのですが花は小さめで
やや遅咲きの一期咲きです。

一期咲きですので、
春にしか花が咲かないのは当然なのですが、
夏以降は新芽以外の葉が黄ばんできて
見栄えは良くありません。

我が家では鉢植えなので、
花が終わると庭の奥の
あまり見えない場所に移してしまいます。







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2015年8月23日日曜日

夏剪定前の置肥 マチルダ

今日は9月の夏剪定に備えて
鉢植えのバラに置肥を与えました。

剪定後すぐに肥料が効くように、
しかも秋花が咲く頃には適度に
肥効が切れてくるようにと考えると
これから8月末ごろまでに置肥を与えるのが
ベストかなと思っています。


ちょっとショックな出来事が…

我が家には地植えにしているスタンダード仕立の
バレリーナがあります。

例年秋まで花を楽しむために
実を着けないように花柄は摘んでしまうのですが、
今年はローズヒップを楽しむために
花柄を摘まずに実が着くままにしておきました。

実を着けたせいで2番花以降はほとんど咲かなかったものの
元気には育っていたはず…なのですが、
8月初旬に数本の枝が枯れているのを見つけました。

太枝だったので剪定バサミとノコギリとを使って
付け根からバッサリ!

ところが…
今日改めて見てみると更に数本の太枝が…

切り取ってみると枝の3分の2が無くなっています。
残った枝も何だか元気が無くて危なそう…
このまま枯れてしまいそうな予感が…

原因がまったく分からないのですが、
何か根に原因があるのではないかと
想像しています。

冬になったら少し根を掘り起こして見ないと!
当面は様子見しかないですね。


写真は5月のマチルダ

このバラはフロリバンダで花着きがとても良く、
真夏の今でも咲きつづけています。

クリーム色の地に花弁の外側にいくと
ピンクが滲んできます。
花弁が波打ちフリルがとっても可愛い!

ただし、気温による色の変化は大きくて、
特に夏場は白バラかと思うほどピンクが消え去ります。

また、開きはじめるとあっという間に平咲きになり、
違うバラを見ているようですが、
ここからの花保ちはとてもとても良いですよ。

病気にも強くてとても育てやすい品種です。








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2015年8月18日火曜日

夏剪定の構想 バニラ・ボニカ

昨日の雨は酷かったなぁ。
でも良いお湿りにはなったけど…

お盆過ぎると気温も徐々に下がってきて
そろそろ夏剪定のことを考え出します。

我が家のある多摩南部では、
標準的な品種で9月10日前後に剪定を行います。
そうすると少し涼しくなった10月初旬を中心に
花が咲きそろいます。

遅咲きの品種は少し早めに、
早咲きの品種は少し遅めにすると
より一斉に咲くようになります。

でも、コンテスト派でなければ、
一斉に咲いてしまうよりも長く楽しめる方が良い
という考え方もありますよね。

お休みの予定も含めて
今からあれやこれや考えています。

実際の剪定作業はなかなか大変で、
考えているこの時期が一番楽しいかも…


写真は5月のバニラ・ボニカ

このバラは横張り性の強いシュラブで
花着きは抜群に良く、1個1個の花は小さいのですが
まるでブーケのように
咲きます。
花着きが良すぎて花の盛りに雨が降ると
房ごと垂れて下を向いてしまいます。

やや遅咲きで他の品種が終わる頃に咲きます。

夏選定は早めに行わないと
秋花が冬花になってしまいます。

樹勢は強く丈夫ですが、
良く繁るせいかうどん粉病には罹り易いです。

最大の欠点は花弁が散らないこと。
散らずに茶色くなってくるので、
小まめに摘まないと房全体が
汚く見えてしまいます。








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2015年8月9日日曜日

予防薬と治療薬 ジャスミーナ

今日はちょっと気温が下がって一息って感じで…

でも、まだ32度はあったようです。

立秋を過ぎてこれから気温が下がって来ると
いよいようどん粉病の復活で…

また闘いが始まります。

うどん粉病の薬には予防薬と治療薬があります。
何が違うのか?
何が違うんでしょうね?

実はそれほど厳密な境目は無いようで、
記載されている文献によって
区分けが違っていたりします。

細かいことは別にして
予防薬とされる薬には
すでにうどん粉病に罹患してしまった株には
まったく効かないものがあり、
注意しなければなりません。

治療薬には予防効果もあるので
これを撒いておけば
治療・予防効果があるのですが、
散布回数の制限や耐性菌の問題もあり、
病気が発生するまでは予防薬を使い、
発生したら治療薬を使うと言うのが
ベストかもしれません。


写真は5月のジャスミーナです。

このバラはシュラブで若干返り咲きしますが、
春以外は期待しないほうが良いですね。

花弁は繊細で、気温が上がるとすぐにチリチリに
なってしまいます。

春は花着きが良く、房咲きします。

香りはほとんどありません。

下を向いて咲きますので
少し高いところに誘引してあげると
見事です。








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2015年8月7日金曜日

真夏の病害 レオナルド・ダ・ヴィンチ

暑くて暑くて…

この季節に咲くバラの花は、
さすがに観賞に堪えないものばかり。

花は小さく、花びらは痛み、
仕事から帰ってみるとチリチリに…

とても写真を撮る気にもなりません。

でも、一つだけ良いことが…

毎日30度を超えるようになると、
うどん粉病がまったく出ない!

我が家では今年は黒星病も出ていないので
病気の消毒の必要がありません。

アブラムシもこの気温では見えませんし、
ハダニも今年は出ていないようです。
この季節はヨトウムシもいないようです。

でもでも…

1ヶ月ほど消毒をさぼっていると
新芽の葉っぱが丸坊主に…

オオタバコガの幼虫です。
他の虫が暑くて休んでいる間にも
せっせと新芽を食い荒らし、
蕾に穴を明けて潜り込みます。

たちの悪いこの虫はいろいろな薬剤に耐性を持ち、
M乳剤とかS乳剤とか浸透性のあるO水和剤とかが
まったく効きません。

我が家の庭だけかな?

効果のある薬が少なくてほんとに苦労しています。


写真は5月のレオナルド・ダ・ヴィンチです。

このバラはシュラブで短く剪定しても咲きますが、
我が家では誘引してツルバラとして使っています
誘引すると2m以上になります。

花弁の質が良くて、雨にも暑さにも強い品種です。

花着きは良いのですが、夏は花数がちょっと少なく、
春と秋には良く咲きます。

香りはほとんどありません。

実はこのバラにはちょっと困った特徴が…

ベーサルシュートの付け根や枝分かれした部分が
裂けやすいのです。

枝が充実してから誘引すると、
かなり慎重に曲げないと、
軽い力で引っ張っただけで
呆気ないほど簡単に裂けてしまうことがあります。

冬の誘因が終わった翌日に見たら
夜の内に裂けていたことがありました。







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2015年8月1日土曜日

バラ以外にも… クリムゾン・グローリー

8月に入りました。

暑い!!!

いやー、暑い!!!!!

暑すぎる。

40度近い気温の地域も出るような日でした。

バラなんかもう大変!
水切れしていなくとも新葉はぐったり。
花はちりちり。
3番花が咲いていますが、
ほとんどの品種の花が一日で終わります。

そんな中、元気な花も…
我が家の花はバラだけではないので、
この暑さの中で咲き誇っている花も。






下の写真は5月のクリムゾン・グローリー

このバラはやや横張り性で背は低く、
鉢で育てやすいサイズです。

古い品種らしく、いろいろな品種の交配親に
なっているようです。

花付きは良く、香りもとても良い…
と言う以上にそれほど特徴がありません。

どうも私は赤バラというものに個性を感じなくて…

暑くなって来ると少しブルーイングします。

花型は非常に整っていますが花枝が短いため、
切り花にするのは無理かなぁ。






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