2015年1月30日金曜日

農薬は使わないで済めば… ジャルダン・ドゥ・フランス

農薬は使わないで済めば使わない方が良いことは言うまでもありません。お金も掛かりますし、ご近所にも気を使います。それでも私は使っています。1本2本ならまだしも、何十株も育てていると農薬を使わないできれいな花を咲かせることは不可能ですし、農薬まがいの製品を使うよりは農薬の方が余程ましだと思うからです。

農薬は長い時間を掛けて試験を繰り返し毒性の程度が確認されていますので、法に定められた適正な使用方法を守っていれば安全です。逆に第三者機関によって安全性が確かめられていない、内容・成分が明確でないものを農薬代わりに使う方が遥かに危険だと思います。過去にも農薬でないと言って販売していた製品に農薬成分が含まれていたとしてニュースになったことが何回か有りましたし、成分の詳細が明記されていないものを使うのは「怪しげな健康食品」を食べるのと一緒です。

天然由来のものが安心だというのも神話で、自然界には強力な毒物がいくらでもあります。フグ毒、カビ毒、ヘビ毒、キノコの毒に植物でもトリカブトや大麻とあげていたらキリがありません。

農薬であれば毒性があるという認識を持って手袋をしたりマスクをしたり散布後は良く洗浄をするのでしょう。しかし、農薬ではないと思えばそれなりの取り扱いをするでしょうから「実は人間への毒性が強い」と言った場合には大きな危険があることになります。

人間には毒性がなくて病害に効果があるものは非常に優れた農薬の候補であり、それが本当であれば農薬メーカーが飛びついて農薬としての登録をするはずです。そうすれば効能も歌えるし使う方も安心して使えます。当然ですよね。 

無農薬栽培を否定するつもりはありませんが、農薬に変わる効果を歌うものを安易に信じて安易に使うのは止めた方が良いと思います。


【我が家のバラ】 ジャルダン・ドゥ・フランスは綺麗なサーモンピンクで花付きが良く、赤系のバラが多い我が家でもよく目立ちます。一つ一つの花はそれほど美しいわけでは無いのですが、一斉に咲いている様子は見応えがあります。ちょっとウドンコ病に弱いのと香りがほとんど無いのが欠点かなぁ。

写真上は5月、下は10月 ジャルダン・ドゥ・フランス



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2015年1月28日水曜日

農薬の適用 ピンク・ラ・セビリアーナ

剪定も終わったので、バラの芽が動き始める前に殺虫剤と殺菌剤を撒こうと思ってます。私と同じように冬の休眠期に農薬を撒く人は多いと思いますが、ネットで見ていて気になるのが、バラに適用のない農薬を勧める人が多いこと。バラに適用がない農薬を使うと違法行為になるのですが、一般の人が知らずに使ったり勧めているのはまだしも、業者や栽培のプロが平気でバラに適用がない石灰硫黄合剤やマシン油乳剤を勧めたり、希釈倍数を使用基準より濃くすることを勧めたりするのはあまりに無責任ではないかと思います。罰則の有無ではなく、違法行為は違法行為ですから、それを知っていて知らない人に勧めるのは許されないことだと思います。

使用回数の制限にも、病害虫に耐性が付くのを防ぐ目的がありますし、それを遵守する義務が法的にもありますので、適用とともに守るようにしましょう。 農薬は人間の薬と一緒で適用や用量、使用方法を守っていれば安全ですが、これらを守らない場合は危険があるという事を認識してください。

私?私はもちろん…ちゃんと守ってますよ。


【我が家のバラ】 ピンク・ラ・セビリアーナは、半八重で咲く1個1個の花は大して美しくはないのですが、花付きが良く、一斉に咲くと見事です。我が家で一番丈夫なバラかも知れません。地植えにしてありますが、あまり大きくなりすぎることもなく、修景用のバラとして便利ですよ。花が退色しやすいことが欠点かなぁ。寒くなってくると少し赤色が強くなってきます。

写真は5月 ピンク・ラ・セビリアーナ



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2015年1月26日月曜日

歯ブラシとスリット鉢

昨日はカイガラムシを見つけてしまいました。
剪定をしたときに良く見たつもりなのですが、まだ少し残っていたようです。
カイガラムシを見つけると私は歯ブラシでこすり取ります。端から見ると何をしているのかと思うでしょうけど、カイガラムシにはこれが一番!カイガラムシは芽の周りに居ることが多く、それを歯ブラシでこすり取るのですが、芽が動き出さない今の時期でないと芽を傷つけてしまいます。 

私は鉢植え中心にバラを育てていますが、鉢はスリット鉢を使っています。スリット鉢は根が鉢底でトグロ状に巻くことがなくて根詰まりしないので、バラの根が鉢沿いだけでなく内部までびっしり張っていて、少ない土を目一杯使い切っている感じです。更にヤシ殻マットを使うと土の表面付近まで根が張ることができるので、鉢の中の空間を無駄なく使っている感じです。 

私は、鉢の中をさらに目一杯根が使えるように、鉢底土を入れずに上から下まで培養土を入れます。鉢底土を入れなくても自家配合の水はけの良い培養土を使うことで毎日水やりしても根腐れしません。サラリーマンですから、土の表面が乾いたら水をやるなんてやり方ではできません。ある程度機械的に水やりをしないと、天気予報がはずれたり、急に風が強くなったときに水涸れしてしまいます。矛盾しているようですが、水はけの良い土、鉢を使った上で水やりを毎日機械的にする方が、悩む必要もないし、水涸れのリスクも少ないのです。

スリット鉢にも欠点があって、それは見栄えがあまり良くないことと、そのスリット部分から土がこぼれてしまうことです。見栄えはともかく、土こぼれについては枝豆用のネットを鉢底に敷くことで防いでいます。袋状になっている枝豆のネットを切り開いて鉢底に敷くことでほとんど土はこぼれなくなりますし、スリット鉢のメリットは失われません。土替えをするときにはネットは破れてしまいますが、ホームセンターの農業資材コーナーで安く売っていますので使い捨てでもそれ程もったいなくはありませんよ。


芽に付いたカイガラムシ


歯ブラシでこする。


スリット鉢に植えてヤシ殻マットを敷く


枝豆のネットを敷いたところ




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2015年1月25日日曜日

冬剪定全般2 うらら

ご近所を散歩すると、あちこちでロウバイが咲いて良い匂いがします。

冬剪定の時期について書き忘れました。ベテランの方の多くが2月の中旬と言っています。理由はその前に剪定してしまうと芽が動き出してしまい、寒さで痛むからと言うことらしいのです。そのためこの時期は仮剪定で長めに残しておいて2月の中旬から本剪定を行うというのですが、私は1月には剪定を終えてしまいます。仕事の都合で遅れることはありましたが、時間が有れば鉢の土替え直後に本剪定をしてしまいます。

芽が動き出すのは剪定しない場合も仮剪定の場合も本剪定の場合でも一緒で、頂芽が動く時期には動くのです。決して切ったから動くのではなく、下の方で動かなかった芽が、頂芽になることによって、頂芽が動く時期になると動くのです。従って、本剪定が遅いと、わざわざ頂芽が動き出すのを待って、動き出した芽を切っていることになります。バラの芽は自分で動くべき時を判断するので、早くに切って芽が動き出して寒さで痛むということは少ないと思います。それほど切る時期について決めつける必要はなく、休眠期であれば、時間が有るときや庭の見栄えを考えて時期を決めれば良いと思います。

但し、暖かいところで管理をしたり、逆に出荷のために予冷を掛けて無理矢理休眠させているようなものは、芽が動くべき時期を間違える可能性もありますので、長めに残しておいて芽の状態を見ながら本剪定を行った方が良いかも知れませんね。


【我が家のバラ】 うららは蛍光ピンクで大変目立つ花色のバラです。花付きも良く花保ちも良いので、春から秋までほとんど途切れなく花が咲き続けます。我が家ではスタンダード作りと普通の鉢植えの2株育てています。丈夫で株のまとまりも良く暴れないのでとても育てやすいバラですが、香りがほとんど無いのが唯一の欠点と言えます。

写真は5月 うらら

2015年1月24日土曜日

冬剪定全般 レディ・ヒリンドン

冬剪定の仕方はそれほど神経質になる必要はないと書いてきましたが、結構困るのが枝の欲しい方向に良い芽が見つからない場合ですよね。こんな場合は、枝の分かれ目の上で剪定すると、複数の芽が伸びてくるので、その中で一番望ましい方向の芽を残してやればそれでOKです。 問題は、基本的にはあらゆる方向にランダムに付くはずのバラの芽が、品種によっては芽が出る方向が偏っていて、枝の欲しい方向に芽が全くない場合があります。ザ・プリンスなどがこの傾向がありますが、この場合はあまり芽の高さに拘らずに方向優先で剪定位置を決めています。

私が冬に深い剪定をする理由は、鉢植えが多くて背丈を押さえたいことと、鉢の土替えを毎年行ってそのたびに根量の3分の1ぐらいの根を切ってしまうからです。根と地上部とのバランスは大事で、根を大きく切る場合は地上部もその分深く切った方がバランスが取れると思います。

良くバラは弱くてって言う人がいますが、実際には強い植物で、日当たりと風通しの良いところに植えれば枯れることはほとんどありません。ましてや剪定が悪くて枯れることはほぼありません。我が家の近所にも、何の世話もせず黒星病で年中葉を落としているバラがありますが、枯れることはありません。背が高くなって先っぽにたまにしか花が咲きませんが、取り敢えず生き残っています。バラを生かしておくだけなら容易いのですが、綺麗に咲かせるとなると急に難しくなる。それがバラ作りだと思います。
でも、趣味でやる分には自分にあった範囲で手を掛ければそれで良くて、苦痛になってしまっては元も子もない。あまり悩む必要はありません。要は楽しめればそれで良いと思います。


【我が家のバラ】 レディ・ヒリンドンは古くからある品種らしいです。ティー系なのでティーの香りがします。そうです!紅茶の香りがします。嗅いだことのない人には信じられないかも知れませんが、普通のバラの香りとは違った本当に清々しい香りがしますよ。花色も微妙な色で、アプリコットと言うよりはビワ色と言う感じがするし、赤く細いけど固い枝や薄いグリーンの葉色からか、全体的に何かしら和のテイストを感じるバラです。

写真上は5月、下は10月 レディ・ヒリンドン


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2015年1月23日金曜日

フロリバンダの冬剪定 ニコロ・パガニーニ

フロリバンダの剪定はHTに比べてやや長めに枝を残します。花数が欲しい分、枝を多く残します。私の場合は鉢栽培が多いので、だいたいにおいて切りすぎたかなと思う程度でちょうど良くて、感覚としては元の長さの2分の1ぐらいに剪定します。 ただ、地植えであれば3分の1ぐらいを切る感覚で良いと思います。

フロリバンダの場合は剪定よりも芽掻き作業が重要な気がします。枝数や芽の数を多く残すので、そのままだと伸びてきたときに混み合ってしまいます。何回かに分けて伸びてきた芽を吟味して、欲しい方向に伸びた力強い芽を残して交錯したり混み合って不必要な芽は掻いてしまいます。剪定で悩むよりも、剪定は「エイヤッ」とやっておいて、芽掻きで調整した方が簡単で間違いないですよ。

私の場合はERについても、つるバラとして利用する株以外はフロリバンダと同じように剪定しています。


【我が家のバラ】 ニコロ・パガニーニは、丈夫で花付きが抜群、花型も良く綺麗な濃赤色で雨にも強い。私は地植、木もそれほど大きくならず欠点らしい欠点はありません。敢えて言うなら少し黒星病になりやすいことかな。もう一つ、私に技術が足りないのでしょうけど、写真にするとほんとの色が出なくて困っています。下の写真より実物はもっと綺麗な濃赤色です。

写真上は5月 ニコロ・パガニーニ



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2015年1月21日水曜日

HTの冬剪定 ピンク・ピース

冬の剪定が終わりましたが、私はほとんどが鉢栽培なのでかなり短く剪定しています。よくバラの本ではHTは3分の1から2分の1を切ると書かれていますが私の場合は2分の1から3分の2を切るぐらいのイメージです。但し、これは結果であり、実際には剪定箇所の芽とその1個下の芽が伸びるイメージを描いて剪定しています。たいていバラ初心者は思い切って切れないと思いますが、迷ったら短く切ればほぼ間違いないと思います。でも、長くても短くてもバラは強いですからそう簡単には枯れませんし、花も咲きますので余り神経質になることはないと思います。

また、切り方についてはバラの本では芽の上5mm上を斜めに切ると書いてあるものが多く、理由は斜めであれば水が溜まらず腐りにくいとなっていますが、私の経験では真っ直ぐに切っても何の支障もないし、切り口も最小になるので却ってその方が良いのではないかと思います。しかし、一般に言われていることがそう間違っているとも思えないので結局はそれほど神経質になることはないと言うことだと思います。

ただ、切り口とその下の芽との間があまり長いと切り口が腐りやすくはなりますので、それだけはちょっとは神経を使った方が良いと思いますが、芽が伸び始めてから切り口部分を短く切っても間に合いますからこれも余り悩まずとも大丈夫だと思います。


【我が家のバラ】 ピンク・ピースは木の姿とバランスの取れた綺麗なピンクの花を咲かせます。丸弁にちょっと切れ込みが入った姿が剣弁の花には無いとても可愛い印象を与えます。香りもとても強く、花首も長いので切り花にしたりしますが、花保ちがあまり良くなくてすぐに散ってしまいます。花弁が暑さや日差しに弱いので、夏場は綺麗に咲きません。儚くか弱い印象の花ですが、株としては丈夫です。

写真上は5月、下は10月 ピンク・ピース


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2015年1月18日日曜日

ようやく終わった!

今冬の鉢の土替え・剪定・誘引・元肥をすべてやり終えました。ああ、しんどかった。今年はちょっと仕事が急がしくって遅れ気味だったけどようやく終わりました。
結局、土替えで判明した病虫害は、根頭癌腫病が1株とカミキリムシ幼虫被害が1株、コガネムシ幼虫が6株でした。鉢の土替えを毎年やるのは大変ですが、やった方が生育も良いようですし、病虫害の発見のためにも必要ですね。根頭癌腫病は、フラグラント・レディで即廃棄しました。カミキリムシは大事なマダム・アルディに入っていて、土替え時にオガクズが出ている穴を発見して、銅線で幼虫を掘り出しました。大きな幼虫が居ましたが、駆除できたのでたぶん助かると思います。
後は殺虫剤・殺菌剤を撒いたら芽吹きを待つばかりです。


写真1番上はうららの土替え・剪定を終えて元肥をやったところ
2番目は同じくうららでヤシ殻マットを敷いて完成したところ
3番目は作業完成後の庭風景
4番目はカミキリムシの幼虫が居たマダム・アルディに開けられた穴
1番下は同じくマダム・アルディで駆除後に誘引を終えたところ


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2015年1月17日土曜日

自作をしてましたが… スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン

ほぼ全ての鉢の植え替えを終わって、明日には剪定も終わらせられそうです。2月の上旬までには元肥もやらなければ…
 草花の栽培をしていた頃から一昨年まではボカシ肥料を自分で作っていました。脱脂米ぬかと菜種油粕、骨粉、魚粉、カニ殻を混ぜ合わせて巨大な素焼き鉢に入れて好気性発酵させていました。真冬とは言え住宅地ですから、悪臭が漂わないようにいろいろな工夫をしてきましたが、これがなかなか大変で、昨冬からはついに自作をあきらめて鉢植え用には市販品を使うことにしました。
地植え用の元肥だけは、同じ材料をタッパーに入れて密閉して、市販の発酵菌を使って嫌気性発酵させて作っています。発酵課程では臭わないのですが、肥料を施すときは土の中に埋めてやらないと臭うので鉢植えには向きません。


【我が家のバラ】 スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
このバラは背が低く横張りの木にとても可愛い花が咲きます。オールドローズですが、四季咲きで春から秋まで良く咲いてくれます。花弁の質感が独特で、ちり紙をクシャクシャにしたようなって言葉で表すと可愛くなさそうですが、本当に素敵な質感と微妙なピンクの乗った色が楽しめます。おまけに香りも抜群に良く間違いなく最高クラスのバラなのですが、やや花が小さいこととややウドンコ病に弱いことが難点です。季節によって色合いが大きく変わるのも特徴です。

写真上は5月、下は10月 スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン



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2015年1月15日木曜日

トゲの話2

バラのトゲには色んな種類があって…と言っても、実際に見てみないと分からないですよね。色んな種類のバラを育てている人には分かるでしょうけど、トゲには多い・少ないだけではなくて、太い・細い、鋭い・鈍い、まっすぐ・曲がっている、更にはこの組み合わせで実にバリエーションに富んでいて、品種毎に特徴があります。自分の家のバラならトゲを見ただけで品種が…と、そこまでは言えないな(笑)


写真は左上段ジェミニ、中上段デインティ・ベス、右上段ピンク・グルス・アン・アーヘン      左中段ブルー・ムーン、中中段ヘリテージ、右中段マダム・アルディ        左下段ルージュ・ロワイヤル、中下段レディ・ヒリンドン、右下段ツーヤン・フェーウー


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2015年1月11日日曜日

鉢の植え替え ザ・プリンス

昨日、今日と2日間で鉢の植え替えと剪定をやり切りました。 毎年鉢植えは植え替えをしていますが、これが結構重労働!古い土を潮干狩り用の熊手を使ってあらかた落としてからバケツの水に漬けて更に落とします。ここまでやるのはコガネムシの幼虫を取り除くためと根頭癌腫病の発見のため。今年はコガネムシの幼虫が目立ちます。これが入っている鉢は、根が食べられてしまって根張りが悪いせいで土が落ちやすくて植え替えは楽ですが、一匹残らず取り除かないと残りの根を全部食べられてしまいます。
ピンク・グルス・アン・アーヘンとツーヤン・フェーウーが悲惨な状況で、特にツーヤン・フェーウーは根がほとんど食われてていて、今年の春はほとんど期待できないばかりか枯れてしまうことも想定して、慌てて挿し木をしました。


【我が家のバラ】ザ・プリンス
このバラは、濃い紫の大きな花を沢山咲かせますが、ちょっと蕾が変わっていて、蕾を見てもこの花型になることが想像できません。実物を見ないと言葉では言い表せないので、来年には蕾の写真も載せますね。大小のトゲの多い茎を何本も直立させて春から秋まで良く花を付けますが、花弁が暑さや日差しに弱くて夏場は綺麗に咲きません。香りは強く、辺り一面に漂います。葉の付き方が不思議で、普通は色んな方向に葉が出るものなのに、この品種の葉の出る方向には偏りがあり、右ばかり出たり左ばかり出たりします。葉の付け根に芽があるので、必然的に芽が出る方向も偏り、内側にばかり芽が出たりします。私はこの品種以外でこの特徴を持つバラを知りません。

写真上は5月、下は10月 ザ・プリンス


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2015年1月8日木曜日

根頭癌腫病 フラグラント・レディ

実は久しぶりに根頭癌腫病が出てしまいまして…
気付いたのはつい先日。仮剪定を済ましてヤシ殻マットをどけて、いつ土替えをしようかと思っていた矢先、ふと見ると根元の辺りにクリーム色のブツブツの膨らみが…
この株は自分で芽接ぎして3年は経つバラなので、どこでいつ感染したのか分からずちょっとショックを受けてます。私のルールは根頭癌腫病は即廃棄です。当然この株も廃棄しました。鉢を置いていた場所は熱湯で消毒し、これ以上広がらないように神経を使います。癌腫の写真も載せようかと思いましたが、何か気持ちが悪くて止めました。

根頭癌腫病になったのはフラグラント・レディ。


【我が家のバラ】 フラグラント・レディ
このバラは非常に整った抱え咲きで花姿は言うことないのですが花弁が弱く、我が家ではなかなか綺麗に咲いてくれませんでした。写真の花もよく見ると花弁に傷が付いています。背も高くなる上、見事に上を向いて咲いてくれるので、折角綺麗に咲いてもちょっと鑑賞しにくいのです。切り花に適しているのかも知れませんね。フラグラントと言う割には香りもそんなに強くないし…
それでもこの花色と花姿は捨てがたいものがあります。
株を廃棄するとともに、挿し木と芽接ぎを行って苗を作り直しています。

写真上は6月、下は11月 フラグラント・レディ


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2015年1月5日月曜日

つるバラの誘引作業 スーパーエクセルサ

一瞬の正月休みも終わってしまい、今日からまた仕事です。
昨日は半日掛けてスーパーエクセルサの誘引作業をしました。本当は昨年中に済ませておきたかったんだけど、時間が取れなくて…
大変でした!紐を結ぶには手袋が邪魔で、素手でやるからいくらトゲの少ないスーパーエクセルサでもトゲ刺しまくりで、おまけに高いところの作業で首も肩も痛くなるし…
こんな大変な作業が年に何回もあったらバラ作りは辞めているかも。でも、春になって満開になっているのを見るとそんな苦労も吹っ飛びますよ。


写真上段左は誘引前、上段右と中段は誘引後、下段左と下段右は5月 スーパーエクセルサ


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